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ManjaroでWebサーバー(Apache)を立ち上げ、WordPressのローカル環境を作る|Arch LinuxベースのLinux

2026年8月18日

ManjaroにApache、MariaDB、PHPをインストールしてWordpressのローカル環境を作るイメージ

以前ManjaroにXAMPPをインストールしてWordpressのローカル環境を作る方法を記事にしました。

しかし、最近XAMPPはアップデートが滞っており、Wordpressのサイトヘルスで「古いデータベース」などの改善点がいくつか挙がるようになっています。 XAMPPはApache、MariaDB、PHPが一つのパッケージになっており、データベースだけアップデートするというのは面倒な作業になると思われます。

そこで今回はApache、MariaDB、PHPを自分でインストールし、Wordpressのローカル環境を作る方法について書きたいと思います。

Manjaroのまとめページはこちらです。

Apacheのインストール

まずシステムのアップデートをします。

sudo pacman -Syu

次にApacheをインストールします。

sudo pacman -S apache

Apacheを起動します。

sudo systemctl start httpd

Apacheを自動起動するようにします。

sudo systemctl enable httpd

WordPressに投稿する時にエラーが出て公開できないことがないよう、httpd.confの中で該当行のコメントアウトを外す形で有効化します。

sudo gedit /etc/httpd/conf/httpd.conf

下の行を探してコメントアウトします

#LoadModule rewrite_module modules/mod_rewrite.so

LoadModule rewrite_module modules/mod_rewrite.so

以下の部分を探して変更します。

<Directory "/srv/http">
...
AllowOverride None
...
</Directory>

AllowOverride None を AllowOverride All に変更します。

<Directory "/srv/http">
...
AllowOverride All
...
</Directory>

.php ファイルを表示するよう以下の部分を書き換えます。

<IfModule dir_module>

DirectoryIndex index.html

</IfModule>

<IfModule dir_module>

DirectoryIndex index.php index.html

</IfModule>

のように index.php を付け加えます。

httpd.conf を保存してから、確認のため以下のコマンドを実行します。

sudo apachectl configtest

これで Syntax OK と出力されれば設定は合っています。

Apacheを再起動します。

sudo systemctl restart httpd

MariaDBをインストールし、Wordpress用のデータベースを作成する

MariaDBのインストール

MariaDBをインストールします。

sudo pacman -S mariadb

初回インストールの時に以下のコマンドを実行し、初期化します。

sudo mariadb-install-db --user=mysql --basedir=/usr --datadir=/var/lib/mysql

MariaDBを起動します。

sudo systemctl start mariadb

MariaDBの自動起動を有効化します。

sudo systemctl enable mariadb

セキュリティ設定のため、rootパスワードの設定、匿名ユーザーの削除をします。

sudo mariadb-secure-installation

画面に出る指示に従って設定してください。

以下のコマンドでログインできればインストールは成功しています。

sudo mariadb -u root -p

WordPress用のデータベースの作成

以下のコマンドでMariaDBにログインします。

sudo mariadb -u root -p

ログインできたら、SQLプロンプトで以下を実行します。

まずデータベースを作成します。

CREATE DATABASE データベース名 CHARACTER SET utf8mb4 COLLATE utf8mb4_unicode_ci;

「データベース名」の部分は書き換えてデータベースを作成してください。

次にデータベースのユーザーとパスワードを設定します。

CREATE USER 'ユーザー名'@'localhost' IDENTIFIED BY 'パスワード';

「ユーザー名」と「パスワード」は書き換えて実行してください。

次に以下のコマンドを実行します。

GRANT ALL PRIVILEGES ON データベース名.* TO 'ユーザー名'@'localhost';

「データベース名」の部分は作成したデータベース名、「ユーザー名」の部分は作成したユーザー名に置き換えてください。

データベースの保存をします。

FLUSH PRIVILEGES;

MariaDBからログアウトします。

EXIT;

PHPのインストール

PHPのインストールと拡張機能の有効化

PHPをインストールします。

sudo pacman -S php php-apache php-gd php-intl

次にWordpressに必要な拡張機能を有効にします。 PHPの設定ファイルを編集します。

sudo gedit /etc/php/php.ini

この設定ファイルの中の

;extension=exif
;extension=intl
;extension=gd
;extension=iconv

を検索して「;」を削除してコメントアウトを外してください。

次に imagick をインストールします。

sudo pacman -S php-imagick

その後

sudo gedit /etc/php/conf.d/imagick.ini

で設定ファイルを開いて、「;」でコメントアウトされていたら、コメントアウトを外して有効化してください。

ApacheがPHPモジュールを読み込むようにする

以下のコマンドでApacheの設定ファイルを開きます

sudo gedit /etc/httpd/conf/httpd.conf

この中の

LoadModule mpm_event_module modules/mod_mpm_event.so
#LoadModule mpm_prefork_module modules/mod_mpm_prefork.so

の部分を

#LoadModule mpm_event_module modules/mod_mpm_event.so
LoadModule mpm_prefork_module modules/mod_mpm_prefork.so

に変更してください。

また

LoadModule dir_module modules/mod_dir.so

のの下に

LoadModule php_module modules/libphp.so AddHandler php-script .php

を付け加えてください。

httpd.conf を保存してから、確認のため以下のコマンドを実行します。

sudo apachectl configtest

これで Syntax OK と出力されれば設定は合っています。

確認したらApacheを再起動させます。

sudo systemctl restart httpd

WordPressのインストール

下のURLからWordpressをダウンロードしてください。

とりあえずダウンロードディレクトリにダウンロードすることにします。

ダウンロードしたZIPファイルを右クリックで展開します。

展開したフォルダの中にWordpressのフォルダが入っています。 そのフォルダの中で右クリックして「Consoleをここで開く」をクリックし、端末を起動してください。

Wordpressのフォルダ
フォルダの中で右クリック

WordPressのフォルダをApacheのドキュメントディレクトリにコピーします。

sudo cp -r wordpress/* /srv/http/

この時コピーするフォルダの名前がURLになるので、自分のサイトに合った名前にしたい場合は

sudo cp -r wordpress /srv/http/'名前'

のように、名前を変えてコピーしてください。 ただし、 /srv/http/ に同じ名前のディレクトリがないことを確認してください。

別の名前でもう一つ /srv/http/ にWordpressのフォルダをコピーすれば、複数のWordpressサイトを作成できます。

WordPressのフォルダに移動します。

cd /srv/http/'名前'

wp-config.php を wp-config-sample.php から名前を変えてコピーします。

sudo cp wp-config-sample.php wp-config.php

そして、中身にMariaDBに作成したデータベース名、ユーザー名、パスワードを書き込みます。

define( 'DB_NAME', 'データベース名' );

define( 'DB_USER', 'ユーザー名' );

define( 'DB_PASSWORD', 'パスワード' );

所有権を変更します。

sudo chown -R http:http /srv/http/'名前'

念のためApacheを再起動させます。

sudo systemctl restart httpd

終わったらブラウザで

localhost/'名前'

にアクセスしてください。

WordPressのサイト名、ユーザー名、パスワードを作成する画面が出たら成功です。

WordPressにログインしたら、Wordpressメニューの「設定」→「一般」の中の、「Wordpress アドレス」と「サイトアドレス (URL)」を「192.168.xxx.xxx/'名前'」のようにし(xxx の部分はお使いのローカルネットワークの数字に置き換えてください)、ファイアウォールで http を開けます。

「アプリ」から「ファイアウォール設定ツール」を起動し、「ルール」をクリックして左下の「+」をクリックしてください。

「ファイアウォールのルールを追加」の画面で方向は「両方」、Applicationは「http」を選択し、「追加」ボタンを押します。

Chromeなどではログイン画面をブックマークすれば同期され、ローカルネットワーク上のほかのPCからWordpressにログインしたり、閲覧できます。

ここまででManjaroにXAMPPを使わずにWordpressのローカル環境を作ることができました。

お疲れ様でした。

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まとめ

XAMPPの更新停滞でサイトヘルスに警告が出るようになったため、ManjaroにApache・MariaDB・PHPを個別インストールしてWordPressのローカル環境を構築する方法について書きました。
まず、Apacheをインストールし、Wordpress投稿時にエラーが出ないよう設定します。
次にMariaDBをインストールし、データベース、ユーザー、パスワードを作成します。
次にPHPをインストールし、拡張機能を有効にし、ApacheがPHPを読み込むよう設定します。
WordPressをWebからダウンロードし、展開してApacheのドキュメントディレクトリにコピーします。
wp-config-sample.php から wp-config.php を名前を変えてコピーして作成し、エディタで開いてデータベース名、ユーザー名、パスワードを書き込みます。
WordPressにログインできたら設定から一般のWordpressのURLをローカルネットワークのアドレスに書き換えると、ローカルネットワーク上のほかのPCからログインしたり、閲覧ができるようになります。

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  • この記事を書いた人

春雨

都内に住んでいる中高年のおじさんです。
古いPCにLinuxを入れたりして遊ぶのが好きです。
PCをいじるのは好きですが、勉強は苦手です。

I am Harusame.
I’m a middle-aged guy living in Tokyo.
I enjoy tinkering with old PCs by installing Linux on them.
I like messing around with computers, but I’m not very good at studying.

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