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(2022年)OpenlitespeedにphpMyAdminをインストールする(Zorin OS)(Ubuntu)

2022年11月8日 春雨

Zorin OSにOpenlitespeedとPHP、MariaDBをインストールし、Wordpressをインストールする記事を書きました。

今回はphpMyAdminをインストールする方法を書きたいと思います。

Zorin OS 16のインストール方法は下の記事を読んでみてください。

Zorin OSにOpenlitespeed、PHP、MariaDB、Wordpressをインストールした記事(Zorin OS 16でも同様にできます)

MariaDBにphpMyAdmin用のユーザーを作成する

MariaDBにログインします。

sudo mysql -u root -p

phpMyAdmin用のユーザーを作成します。

CREATE USER 'ユーザー名'@'localhost' IDENTIFIED BY 'パスワード';

作成したユーザーに権限を与えます。

GRANT ALL ON *.* to 'ユーザー名'@'localhost';

権限を反映させます。

FLUSH PRIVILEGES;

MariaDBからログアウトします。

EXIT;

phpMyAdminのダウンロード

ダウンロードするディレクトリに移動します。OpenlitespeedのデフォルトのディレクトリのhtmlにphpMyAdminをダウンロードします。

cd /usr/local/lsws/Example/html

phpMyAdminの最新版をダウンロードします。

sudo wget https://www.phpmyadmin.net/downloads/phpMyAdmin-latest-all-languages.zip

ダウンロードが終わったら、解凍します。

sudo unzip phpMyAdmin-latest-all-languages.zip

名前をphpmyadminに変更します。X.X.Xは解凍されたphpMyAdminのバージョンに置き換えてください。

sudo mv phpMyAdmin-X.X.X-all-languages phpmyadmin

所有権を設定します。

sudo chown -R lsadm:lsadm phpmyadmin
NURO光

Openlitespeedでの設定

Openlitespeedにログインします。

「バーチャルホスト」から「Example」の虫眼鏡マーク(表示)をクリックします。

コンテキストタブを選択します。

右上の+マークをクリックします。

「タイプ」はStaticで次に進みます。

URIは

/phpmyadmin

場所は

/usr/local/lsws/Example/html/phpmyadmin

インデクスファイルは

index.php

と入力します。

セキュリティのため、ローカルネットワーク以外からのアクセスを禁止するよう設定します。

「アクセスが許可されました」に

192.168.XX

XXはお使いの環境のローカルネットワークアドレスの数字を入れてください。

「アクセスが拒否されました」に

*

と入力します。

「Rewriteを有効にする」は はい

「Rewrite Inherit」は はい

にチェックを入れます。

保存して緩やかな再起動をします。

phpMyAdminにアクセスする

ブラウザのアドレス欄に

192.168.XXX.XXX/phpmyadmin

と入力し、phpMyAdminにアクセスします。

なお、このページにアクセスする時にパスワードを求めるようにすることができます。

端末で

sudo touch /usr/local/lsws/conf/PASS
sudo chown lsadm:lsadm /usr/local/lsws/conf/PASS

を実行します。

Openlitespeedのページの「バーチャルホスト」→「セキュリティ」の「レルムリスト」の+マークをクリックします。

レルム名は phpmyadmin

ユーザーDBの場所に先程のパスを入力します。

/usr/local/lsws/conf/PASS

保存して緩やかな再起動をします。

次に「コンテキスト」タブから先程作成したphpMyAdminの設定を編集します。

「レルム」からプルダウンで表示されるので「phpmyadmin」を選択します。

保存して緩やかな再起動をします。

「セキュリティ」タブに戻って、レルムリストの「phpmyadmin」の表示アイコンをクリックします。

「ユーザーDBの場所」のリンクをクリックします。

「ユーザーDBエントリ」の画面に遷移するので、+マークをクリックしてユーザー名とパスワードを設定します。

保存して緩やかな再起動をします。

phpMyAdminにアクセスすると、ユーザー名とパスワードの入力ダイアログが出ます。

エラー修正

パスフレーズのエラー

phpMyAdminの画面の下に、「設定ファイルに、暗号化 (blowfish_secret) 用の非公開パスフレーズの設定を必要とするようになりました。」と出ている場合、32桁のランダムな数字が必要になります。パスワードジェネレータなどで32文字のパスフレーズを生成し、設定ファイルのある場所に移動します。

cd /usr/local/lsws/Exampl/html/phpmyadmin

設定ファイルのサンプルがあると思うので、それの名前を変えます。

sudo mv config.sample.inc.php config.inc.php

サンプルがなかった場合は直接config.inc.phpを編集します。

sudo gedit config.inc.php

設定ファイルの中の、「$cfg['blowfish_secret'] = ''; /* YOU MUST FILL IN THIS FOR COOKIE AUTH! */」のシングルクウォートの中にパスフレーズを入力し、Saveボタンを押して閉じます。

tmpディレクトリのエラー

「$cfg[‘TempDir’」(./tmp/)にアクセスできません。phpMyAdmin はテンプレートをキャッシュすることができないため、低速になります。」と下に表示されている場合は、phpmyadminディレクトリにtmpディレクトリを作り、アクセスできるようにします。

sudo mkdir tmp
sudo chown -R lsadm:lsadm tmp
sudo chmod -R 775 tmp

パーミッションは755でもだめでしたので、775としました。これでエラーは消えました。

まとめ

OpenlitespeedでphpMyAdminを使えるようにするには、まずMariaDBにログインし、phpMyAdmin用のユーザーとパスワードを設定し、権限を与えます。Openlitespeedのデフォルトのディレクトリの中のhtmlに最新版のphpMyAdminをダウンロードし解凍します。名前を変更し、所有権を設定します。Openlitespeedのダッシュボードにアクセスし、URI、場所、インデクスファイルを入力します。セキュリティのため、プライベートネットワーク以外からのアクセスを禁止するよう入力し、Rewriteは有効にしておきます。さらにphpMyAdminページにユーザー名とパスワードを設定することもできます。

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春雨

都内に住んでいる中高年のおじさんです。古いPCにLinuxを入れたりして遊ぶのが好きです。PCをいじるのは好きですが、勉強は苦手です。

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