Ubuntu系のLinuxでSambaを使ってWindowsとファイル共有する時、繋がりにくくなることがあります。
testparmコマンドを打って、「WARNING: The 'netbios name' is too long (max. 15 chars).」と出ている場合は、SambaのNetbiosの名前が長すぎるということです。
普通にSambaを設定すると、インストールする時につけたコンピュータ名がNetbios名として使われます。これが長すぎると警告が出ます。そのままでも繋がるときもあるのですが、つながらない時も出てきます。
Sambaで使われるNetbios名は15文字までです。これを超えているとtestparmで警告が出ます。
今回はHostnameを変更する方法を書きたいと思います。
ホスト名を確認する
端末で
hostnamectl
を実行します。「Static hostname」が出てくるので、それが15文字を超えていないか確認します。
超えている場合はHost名を変更します。
sudo hostnamectl set-hostname 'ホスト名'
'ホスト名'の部分は15文字以内で任意につけます。
hostsファイルの編集
再起動してもホスト名が変わらないように先ほどつけたホスト名をhostsファイルに書きます。
sudoedit /etc/hosts
矢印キーでカーソルを移動し、「127.0.1.1」のところの名前を先ほどつけた名前と同じに変更します。
変更したら、Ctrl+Oで書き込みます。書き込むファイル名が表示されますのでEnterキーを押します。
Ctrl+Xで終了します。
testparmで確認
testparmを実行して、警告が出ないことを確認します。
一応Sambaを再起動します。
sudo systemctl restart smbd nmbd
ホスト名を変更してあとWindowsからアクセスする時、資格情報の入力を再度求められる場合があるので、入力して接続します。
GUIでコンピュータ名を変えた場合
Zorin OSやWidnowsfxではスタートボタンから設定で、GUIでコンピュータ名を変えることができます。
これは sudo hostnamectl set-hostname で変えた場合と同じになります。
GUIで変えた場合はhostsファイルも同じ名前に変えておいたほうがいいです。繋がらない場合もあります。
できればGUIではコンピュータ名は変えないほうがいいと思います。
まとめ
Sambaを設定してtestparmを実行した時、「WARNING: The 'netbios name' is too long (max. 15 chars).」と出る場合はSambaで使うホスト名が長すぎるということです。Sambaで使うホスト名は15文字以内です。sudo hostnamectl set-hostname でホスト名を変えて、sudoedit /etc/hosts でhostsファイルにホスト名を保存します。終わったら念のためSambaを再起動します。
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